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マンチェスターテリア

 マンチェスターテリアの体の特徴(体高・体重・分類)、誕生した場所や来歴、一般的な性格やお手入れする際の注意点などを写真や動画とともに詳しく解説します。

マンチェスターテリアの基本情報

マンチェスターテリア
  • 体高
    オス⇒ 38~41cm
    メス⇒ 38~41cm
  • 体重
    オス⇒ 5~10kg
    メス⇒ 5~10kg
  • 分類
    トイグループ
犬の購入や繁殖の前に  現在犬の購入や繁殖をお考えの方は、日本におけるペットの現状を読んでおくことをお勧めします。保健所や動物愛護センターには、飼い主を待っている犬がいるかもしれません。お近くの里親募集機関もぜひご参照ください。また犬を迎えるときの基本情報に関しては以下のページでも詳しく解説してあります。 犬の購入・入手方法 犬を選ぶときの注意 ペットショップで犬を買う前に

マンチェスターテリアの歴史・ルーツ

ネズミ早殺しレース  マンチェスターテリアは1800年代中頃、イギリスのマンチャスターで作出された犬種です。当時、イギリス北西部に位置する都市マンチャスターでは、決められた時間内に、犬がどれだけたくさんのネズミを殺すことができるかという「ネズミ殺し」(Rat Killing, 右絵)という賭け事が流行していました。1850年代になると、ジョン・ヒューム(John Hulme)という人物がブラックアンドタンテリアにウィペットを掛け合わせ、スピードと小回りを兼ね備えた優秀な「マンチェスターテリア」の作出に成功します。ネズミ殺しに特化したこの犬はすぐに人気者となり、中でも「ビリー」(Billy)という名の犬は、わずか6分35秒で100匹のネズミを殺すという記録を残すほどでした。
 一時は大流行したマンチェスターテリアでしたが1800年代後半、「ネズミ殺し」が禁止されるに伴って犬種の人気も急降下し、第二次大戦後は、イギリス国内にわずか11頭しかいないという状況にまで追い込まれます。その後1970年代に入ってようやく復興計画が開始され、イギリス、およびアメリカにおいて個体数を増やし、何とか絶滅の危機を乗り越えました。

マンチェスターテリアの性格・特徴

 マンチェスターテリアの性格は非常に活発、敏感で警戒心が強い一面を持っています。
 身体はしなやかなボディと光沢のある被毛が特徴で、かつてネズミ捕りをしていたため敏捷性に優れています。当初この犬種には「スタンダード・タイプ」と「トイ・タイプ」が存在し、それぞれ別の犬種として分類されていましたが、1959年に1つの犬種として統合されることになりました。現在は12ポンド(約5.4)キロまでが「トイ・マンチェスターテリア」とされ、12ポンドより重いものが「スタンダード・マンチェスターテリア」と規定されています。

マンチェスターテリアのお手入れ・注意点

 マンチェスター・テリアは活動的な犬種ですが、軽めの散歩や軽めの運動をで十分です。 屋外飼育には向いていませんので、室内飼育をお勧めします。被毛の手入れはたまに体を濡れタオルで拭いてあげる程度で充分です。

マンチェスターテリアの動画

 以下でご紹介するのはマンチェスターテリアの動画です。
 マンチェスターテリアの祖先となったブラック・アンド・タン・テリアは、ふわふわの被毛と短い足をもつ犬でしたが、そこにウィペットグレーハウンドイタリアングレーハウンドなどの血が混じり、現在のマンチェスターテリアが作出されました。
元動画は→こちら
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