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マルチーズ

 マルチーズの体の特徴(体高・体重・分類)、誕生した場所や来歴、一般的な性格やお手入れする際の注意点などをまとめました。
犬の購入や繁殖の前に  現在犬の購入や繁殖をお考えの方は、日本におけるペットの現状を読んでおくことをお勧めします。保健所や動物愛護センターには、飼い主を待っている犬がいるかもしれません。お近くの里親募集機関もぜひご参照ください。

マルチーズの基本情報

マルチーズ
  • 体高
    オス⇒ 25cm
    メス⇒ 25cm
  • 体重
    オス⇒ 1.5~3kg
    メス⇒ 1.5~3kg
  • 分類
    トイグループ

マルチーズの歴史・ルーツ

マルタ島の位置  マルチーズの起源は定かではありません。フェニキア商人がマルタ島(右地図)に持ち込んだアジア産の小型犬、もしくはスイスあたりにいたスピッツタイプの犬が祖先として有力視されています。紀元前1500年頃のマルタ島はフェニキア人の貿易の中継地であり、地中海諸国の文化の中心地として大いに発展していました。元々マルチーズは船員のペットとして貿易船の中で飼育される事が多く、その影響で船が行く先々にもこの犬が広く渡ったと考えられます。
 紀元前500年頃のギリシャで作られたと考えられる陶製の壷や皿には、白色長毛で明らかにマルチーズと思われる犬の姿が描かれています。またマルタ島に駐在していたローマ人知事は、AD100年頃、死んだマルチーズのために詩を詠んでおり、エジプトでは王家において、金の器で食事を与えられた伝えられています。このようにマルチーズは、太古の昔から愛玩犬として広く愛されていたようです。
 イギリスに渡ったのは1300年代と早く、その後数世紀に渡り、数々の著述家がこの犬についての記述を残しています。1800年代に入ると他犬種との交雑が進み、一時的に絶滅の危機に瀕しますが、マニラから輸入した数頭の犬を元にして、何とか血統をつなぐことに成功しました。アメリカでは1877年、「マルチーズライオンドッグ」という名前で初披露されています。AKCで公認されたのは、それから約10年後の1888年です。
 犬名は、地中海のマルタ島からとったものと言われていますが、皮肉なことに現在マルタ島でマルチーズを見かける事はありません。

マルチーズの性格・特徴

 マルチーズの性格は快活、大胆で、生気にあふれ陽気です。人間のことが大好きで、いつもくっつきたがりますが、この人懐こい性格は逆に、分離不安の原因にもなります。
 身体は下毛がまったくないのが特徴で、絹糸状の被毛は引きずるほど長く伸びます。ドッグショーなどでは床にまで届くような長い被毛が一般的ですが、ペットとして飼われている普通のマルチーズは、「パピーカット」に代表されるような、短めな外見に刈りそろえられます。茶色い目、黒いボタンのような鼻、体高と体長が等しいスクエア型のシルエット、垂れた耳なども特徴です。冬場など、日光に当たる時間が短くなると、鼻の色がピンクや茶色に退色し「ウインターノーズ」と呼ばれる状態になりますが、夏場になると再び真っ黒に戻ります。

マルチーズのお手入れ・注意点

 マルチーズにはそれほど多くの運動は必要ありません。室内でゲームをして遊ばせたり、庭で遊ばせたり、短い散歩をさせれば十分です。屋外飼育には適しませんので室内飼育をしてください。被毛は毎日1~2回コーミングが必要です。マルチーズ特有の外観にこだわらないのであれば、被毛をバリカンなどで短くしても良いでしょう。また、顔周辺の毛が目に入り、いわゆる「涙やけ」ができやすいので、無駄毛のカット、および頻繁な目のケアが必要です。

マルチーズの動画

 以下でご紹介するのはマルチーズの動画です。
 マリー・アントワネット、エリザベス・テイラーなど、名だたる女性が愛した犬で、中でもホテル業界の重鎮リオナ・ヘムズリー女史が他界した際、1200万ドルの遺産を受け取った「トラブル」という名のマルチーズは、世界で最もリッチな犬として一時有名になりました。
 真っ白な被毛は、白を神聖と考えていたローマ人が選択繁殖した結果だと言われています。人間が1歩で進む距離を10歩かけて進むので、過剰な運動にならないよう気をつけましょう。健康面では歯の病気にかかりやすいため、週数回程度の歯磨きを習慣化すると予防できます。
元動画は⇒こちら
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