トップ犬の種類か行に属する犬の種類クロムフォルレンダー

クロムフォルレンダー

 クロムフォルレンダーの体の特徴(体高・体重・分類)、誕生した場所や来歴、一般的な性格やお手入れする際の注意点などを写真や動画とともに詳しく解説します。

クロムフォルレンダーの基本情報

クロムフォルレンダー
  • 体高
    38~46cm
  • 体重
    9~16kg
  • 分類
    Group9(FCI)/FSS(AKC)
犬の購入や繁殖の前に  現在犬の購入や繁殖をお考えの方は、日本におけるペットの現状を読んでおくことをお勧めします。保健所や動物愛護センターには、飼い主を待っている犬がいるかもしれません。お近くの里親募集機関もぜひご参照ください。また犬を迎えるときの基本情報に関しては以下のページでも詳しく解説してあります。 犬の購入・入手方法 犬を選ぶときの注意 ペットショップで犬を買う前に

クロムフォルレンダーの歴史・ルーツ

 クロムフォルレンダーの起源は、第二次世界大戦中フランスで発見された1匹の野良犬です。この犬はドイツ軍の部隊と共にドイツへと渡りましたが、その途中でトラックから飛び降り、行方知れずになってしまいます。彼を見つけたのは、ドイツ・ノルトライン=ヴェストファーレン州に暮らすイルゼ・シュライフェンバウム(Ilse Schleifenbaum)という女性でした。彼女はこの犬を「ペーター」(Peter)と名づけ、ワイヤーフォックステリアグリフォン系の犬などと交配させました。こうして生まれた犬が、現在のクロムフォルレンダーの基礎だと言われています。
 この犬は約10年後の1955年、FCIに公認され、ドッグショーデビューを飾りました。アメリカに渡ったのは1997年と遅く、一般にお披露目されたのが2013年とつい最近のことです。非常に個体数が少ないため、FCI主導の下、現在でも遺伝子プールを拡大する計画がヨーロッパで進められています。
 犬名は、犬種の基礎を築いたイルゼ女史が、ジーゲンという都市のクロムフォル(krom Fohr)地区近くに暮らしていたことに由来しています。英語では「クロムファーランダー」と発音されます。

クロムフォルレンダーの性格・特徴

 クロムフォルレンダーの性格は愛嬌たっぷりで活発です。穏やかなため、他の動物とも共生でき、理想的な家庭犬といえます。
 被毛にはラフコートとスムースコートがあります。色は白地に様々な色合いのマーキングが入ります。マーキングのバリエーションはライトブラウン、タン、ダークブラウンなどで、形や大きさも様々です。
 ラフコートは、粗く密なアウターコートと短くソフトなアンダーコートからなるダブルコートです。毛の長さは3センチメートル程度で、長くても7センチメートルを超える事はありません。顔とマズルには長めの毛が生え、ひげのような様相を呈します。
 スムースコートは短くソフトなアンダーコートと滑らかなアウターコートからなるダブルコートです。耳、首の根元、胸元にはやや長めの毛が生えます。前足や後足の後方には、飾り毛があることが理想とされます。

クロムフォルレンダーのお手入れ・注意点

 クロムフォルレンダーには、毎日30分から1時間の運動をさせてあげる必要があります。ラフコートでもスムースコートでも、週に1~2回はブラッシングしてあげましょう。

クロムフォルレンダーの動画

 以下でご紹介するのはクロムフォルレンダーの動画です。
 健康面ではてんかん、角化症、シスチン尿症、膝蓋骨脱臼などを発症しやすいとされています。
元動画は→こちら
クロムフォルレンダートップへ