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クランバースパニエル

 クランバースパニエルの体の特徴(体高・体重・分類)、誕生した場所や来歴、一般的な性格やお手入れする際の注意点などを写真や動画とともに詳しく解説します。

クランバースパニエルの基本情報

クランバースパニエル
  • 体高
    オス⇒ 48~51cm
    メス⇒ 43~48cm
  • 体重
    オス⇒ 32~39kg
    メス⇒ 25~32kg
  • 分類
    スポーティンググループ
犬の購入や繁殖の前に  現在犬の購入や繁殖をお考えの方は、日本におけるペットの現状を読んでおくことをお勧めします。保健所や動物愛護センターには、飼い主を待っている犬がいるかもしれません。お近くの里親募集機関もぜひご参照ください。また犬を迎えるときの基本情報に関しては以下のページでも詳しく解説してあります。 犬の購入・入手方法 犬を選ぶときの注意 ペットショップで犬を買う前に

クランバースパニエルの歴史・ルーツ

 クランバースパニエルの起源は定かではありません。一説では、18世紀にフランスのノワイユ公爵に飼育されていたアルパイン・スパニエルが基になったと言われています。 クランバー・パーク この基礎犬にイギリス貴族のニューキャッスル公爵がバセットハウンドを交配して改良したと伝わる説が有望ですが、その体型や大きな頭からセントバーナードグレートピレニーズとの血縁関係も否定できません。
 1800年代の半ばまで、この犬種の所有者は貴族たちに限られていましたが、1848年にはカナダへ、そして1883年にはアメリカへ渡り、個体数を増やしています。
 クランバースパニエルの犬名は、「クランバー・パーク」(写真右)と呼ばれていたイギリス・ノッティンガムシャーにあるニューキャッスル公爵の領地にちなんでいます。

クランバースパニエルの性格・特徴

 クランバースパニエルの性格は従順でおとなしく、家庭犬に向いています。しかし見知らぬものに対しては警戒心を示すこともあるようです。
クランバースパニエルの瞬膜  身体はスパニエル種の中で最大です。抜け毛とよだれが多く、よくいびきをかくことで知られています。生後6ヶ月から12ヶ月の間に掛けて、一時的に動きが鈍くなることがありますが、これは骨の急激な成長に体が付いていけないために起こる現象です。瞬膜(第三眼瞼とも呼ばれる、目の下に位置する膜, 写真右)が露出している個体が多いため、外傷には充分注意します。

クランバースパニエルのお手入れ・注意点

 クランバースパニエルは外に出ることを好みます。長めの散歩やハイキングなどを取り入れてあげると喜ぶでしょう。被毛の手入れは週に2~3回程度のブラッシングで十分です。暑さに弱く熱中症や脱水症状にかかりやすいので、特に夏場の体調管理には注意しましょう。発症しやすい病気としては眼瞼内反症椎間板ヘルニア股関節形成不全などが挙げられます。

クランバースパニエルの動画

 以下でご紹介するのはクランバースパニエルの動画です。
 フランス革命の際、粛清を逃れた貴族がイギリス国内に密輸した犬が起源という説もあるようです。ちなみに名前の由来となったクランバーパークは4000エーカー(1620万平方メートル)という広大な敷地を誇ります。
 スパニエル種の中で最小といわれるイングリッシュトイスパニエルと比べると、クランバースパニエルの体重はその10倍にまでなります。よだれが多くいびきをかきやすいのが玉に瑕です。
元動画は→こちら
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