トップ犬の種類は行に属する犬の種類ブリュッセルグリフォン

ブリュッセルグリフォン

 ブリュッセルグリフォンの体の特徴(体高・体重・分類)、誕生した場所や来歴、一般的な性格やお手入れする際の注意点などを写真や動画とともに詳しく解説します。

ブリュッセルグリフォンの基本情報

ブリュッセルグリフォン
  • 体高
    オス⇒ 18~20cm
    メス⇒ 18~20cm
  • 体重
    オス⇒ 3.5~5kg
    メス⇒ 3.5~5kg
  • 分類
    トイグループ
犬の購入や繁殖の前に  現在犬の購入や繁殖をお考えの方は、日本におけるペットの現状を読んでおくことをお勧めします。保健所や動物愛護センターには、飼い主を待っている犬がいるかもしれません。お近くの里親募集機関もぜひご参照ください。また犬を迎えるときの基本情報に関しては以下のページでも詳しく解説してあります。 犬の購入・入手方法 犬を選ぶときの注意 ペットショップで犬を買う前に

ブリュッセルグリフォンの歴史・ルーツ

 ブリュッセルグリフォンは、1800年以前のベルギー・ブリュッセルにおいて、アーフェンピンシャーやベルギーの地犬だった「griffon d'ecurie」という犬を元にして生まれたと考えられています。この小柄な犬は、ネズミを始めとする害獣の駆除が得意だったため、地元ブリュッセルにおいて大人気となり、個体数を伸ばしていきました。
 その後、1800年代後半になると、当時隣国オランダにおいて人気だったパグの血統が取り入れられ、さらに1880年頃には、イギリス産のヨークシャーテリア、およびイングリッシュトイスパニエル(キングチャールズスパニエル)の血が混じり、現在の原型が整えられたと推測されます。
 1800年代末には、ベルギー国内のドッグショーに頻繁に登場するようになり、1900年代初頭には貴族階級の寵愛を受けるようになりました。第一次世界大戦で個体数が激減したものの、戦後は順調に人気と数を回復しています。
 犬名はベルギーの都市名である「ブリュッセル」と、硬質の毛をもつ犬の俗称である「グリフォン」(グリフォンはフランス語で“針金のような”という意味)からきています。

ブリュッセルグリフォンの性格・特徴

プチ・ブラバンソン  ブリュッセルグリフォンの身体は被毛のタイプによってラフとスムースに分けられます。ラフは針金状の長毛をもち、黒色長毛種は「ベルジアン・グリフォン」(Belgian Griffon)と呼び分けられることもあります。一方スムースはパグの影響を強く受けた短毛の犬で、「プチ・ブラバンソン」(Petit Brabancon, 写真右)と呼ばれます。
 ブリュッセルグリフォンの性格は、被毛のタイプによって若干差異が見られるようです。短毛のスムースタイプはやや独善的で協調性に欠ける傾向にあります。一般的には自尊心が強く、気まぐれで自己主張の強い犬と考えられています。

ブリュッセルグリフォンのお手入れ・注意点

 ブリュッセルグリフォンは毎日の散歩や運動が必要です。短めの散歩や室内で簡単なゲームなどさせてあげましょうこの犬種は人間の愛情を強く求めますので、室内飼育をして下さい。被毛の手入れは、ラフタイプの場合は、週に2~3回のコーミングと3ヶ月に1回程度のむだ毛取り、スムースタイプの場合は時々ブラッシングをしてあげる程度で十分です。

ブリュッセルグリフォンの動画

 以下でご紹介するのはブリュッセルグリフォンの動画です。
 英語ではブラッセルズ・グリフォンと発音されます。映画俳優ジャック・ニコルソンが飼っていたことでも有名で、また映画「ファースト・ワイフ・クラブ」(1996)や「ゴスフォード・パーク」(2001)にも登場します。作出過程ではキングチャールズスパニエル、ルビーのトイスパニエル、黒のパグが用いられたと考えられており、被毛色はブラック、ブラックアンドタン、レッド、ベージュの4種類です。遺伝的に脊髄のう胞を発症しやすいので要注意です。
元動画は→こちら
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