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アイリッシュセッター

 アイリッシュセッターの体の特徴(体高・体重・分類)、誕生した場所や来歴、一般的な性格やお手入れする際の注意点などを写真や動画とともに詳しく解説します。

アイリッシュセッターの基本情報

アイリッシュセッター
  • 体高
    オス⇒ 65~69cm
    メス⇒ 60~64cm
  • 体重
    オス⇒ 30~32kg
    メス⇒ 25~27kg
  • 分類
    スポーティンググループ
犬の購入や繁殖の前に  現在犬の購入や繁殖をお考えの方は、日本におけるペットの現状を読んでおくことをお勧めします。保健所や動物愛護センターには、飼い主を待っている犬がいるかもしれません。お近くの里親募集機関もぜひご参照ください。また犬を迎えるときの基本情報に関しては以下のページでも詳しく解説してあります。 犬の購入・入手方法 犬を選ぶときの注意 ペットショップで犬を買う前に

アイリッシュセッターの歴史・ルーツ

 アイリッシュセッターの起源ははっきりとわかっていませんが、スパニエル系とポインター系とセッター系の犬が掛け合わされて作られたという説が有力です。 セッター系の犬としては主としてイングリッシュセッター、そして若干ゴードンセッターの血も入れられたようです。
 アイルランドの猟師たちは遠くからでも見つけやすい大型犬を必要としており、この条件を満たす犬として1800年前後に初めて真っ赤な色のセッターが誕生しました。その後数年の間に被毛はマホガニー色に改良され、19世紀中頃までにはアメリカに持ち込まれて鳥猟犬として注目されるようになります。当時は「アイリッシュ・レッド・セッター」と呼ばれていました。
アイリッシュセッターの始祖と言われる名犬パルマーストン  一方1862年頃のアイルランドでは、ドッグショーにおけるチャンピオン犬「パルマーストン」という犬(写真右下)が誕生し、後のアイリッシュセッターに大きな影響を与えます。この犬は非常に長い頭と細身の体を持ち合わせていたため、飼い主は猟には適さないとして間引きするよう命じました。しかし別のセッター愛好家がその犬を引き取ることとなり、後に品評会で驚くべき成績を上げ、結果として膨大な数の子孫を残すことになります。

アイリッシュセッターの性格・特徴

 アイリッシュセッターの性格は従順で優しく、主人に忠実です。また身体は、耳、脚の後ろ、腹部、胸部、尾にある長め被毛が特徴で、これらの被毛はイバラなどから体を守ります。被毛は濃いマホガニーです。

アイリッシュセッターのお手入れ・注意点

 アイリッシュセッター1日に100キロ以上の距離を平気で走る犬で、日常的にかなりの量の運動を必要とします。最低1時間以上の激しい運動やゲームなどをさせましょう。アパートなどでの暮らしはあまり適していません。寒い時には室内に入れ、人と接する時間を必ずもうけましょう。
被毛は2~3日に1度は、ブラッシングとコーミングをして下さい。

アイリッシュセッターの動画

 以下でご紹介するのはアイリッシュセッターの動画です。
 アメリカ合衆国の第33代大統領・ハリー・トルーマンが飼っていたことで有名です。また第37代大統領・リチャード・ニクソンが「King Timahoe」を飼うようになると、アイリッシュセッターの人気はアメリカ国内で第三位にまで浮上したとか。
 被毛はもともと白地に赤い斑点だったようです。猟師の前をジグザグに走り回る独特の動きは、空気中にただよう鳥のにおいをいち早く嗅ぎつけるためで、地面の臭いをかぎ分けるセントハウンドとはこの点において一線を画します。
 健康面では鼓脹、てんかん、ガンなどに注意が必要です。
元動画は→こちら
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