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イングリッシュトイスパニエル

 イングリッシュトイスパニエルの体の特徴(体高・体重・分類)、誕生した場所や来歴、一般的な性格やお手入れする際の注意点などを写真や動画とともに詳しく解説します。

イングリッシュトイスパニエルの基本情報

イングリッシュトイスパニエル
  • 体高
    オス⇒ 25~28cm
    メス⇒ 25~28cm
  • 体重
    オス⇒ 4~6kg
    メス⇒ 4~6kg
  • 分類
    トイグループ
犬の購入や繁殖の前に  現在犬の購入や繁殖をお考えの方は、日本におけるペットの現状を読んでおくことをお勧めします。保健所や動物愛護センターには、飼い主を待っている犬がいるかもしれません。お近くの里親募集機関もぜひご参照ください。また犬を迎えるときの基本情報に関しては以下のページでも詳しく解説してあります。 犬の購入・入手方法 犬を選ぶときの注意 ペットショップで犬を買う前に

イングリッシュトイスパニエルの歴史・ルーツ

 イングリッシュトイスパニエルの起源はスパニエル系の小型犬と東洋の小型犬とを交配させて作出された犬だと言われています。キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルと血縁関係にあると考えられています。
チャールズⅡ世(1630~1685)  イングリッシュトイスパニエルは、イギリスにおいては「キング・チャールズ・スパニエル」と呼ばれています。これは17世紀にチャールズII世(1630~1685, 右絵)がこの種の小型犬を溺愛していたからです。彼の愛犬家ぶりは相当なもので、国事よりも犬と遊ぶことを優先していたといいます。しかしこの頃の犬は、今のものよりもやや大柄で、口吻(マズル)も長かったと言います。
 1700年代に入り、英国内にパグが登場すると、従来のスパニエルとの交配が進み、どんどん小型化され、頭部がより丸型になり、鼻口部がより短く発展していきます。こうして小型化された犬は、アメリカに渡ってからは「イングリッシュ・トイ・スパニエル」と呼ばれるようになりました。

イングリッシュトイスパニエルの性格・特徴

 イングリッシュトイスパニエル(キングチャールズスパニエル)の性格は穏やかで行儀がよく、家庭犬として理想的な気質です。
ブレンハイム イングリッシュトイスパニエル(キングチャールズスパニエル)の身体は当初、全てブラック・アンド・タンの毛色でしたが、後になってマルボロ伯爵が白地に赤毛斑のスパニエルを作り出し(チャイニーズ・コッカー・スパニエルとの交配によって)、この毛色は伯爵の領地の名前にちなんで「ブレンハイム」と呼ばれるようになります(写真右)。

イングリッシュトイスパニエルのお手入れ・注意点

 イングリッシュトイスパニエル(キングチャールズスパニエル)には軽めの散歩や運動で充分です。室内や庭でゲームをさせるくらいでいいでしょう。暑さに弱く、愛情を強く求める犬種ですので屋外飼育は避けましょう。被毛の手入れとしては、1週間に2回程度コーミングをしてあげてください。

イングリッシュトイスパニエルの動画

 以下でご紹介するのはイングリッシュトイスパニエルの動画です。
 18世紀、オリエンタルトイスパニエルとの交配が行われたと考えれており、アメリカのAKCストックブックには1886年に初登場します。
 ブロークンカラー(多色)としては白地に赤毛の「ブレンハイム」や、白地に黒の「プリンスチャールズ」がおり、ソリッドカラー(単色)としては黒一色にタンが入った「キングチャールズ」や赤毛一食の「ルビー」がいます。
元動画は→こちら
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