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イングリッシュセッター

 イングリッシュセッターの体の特徴(体高・体重・分類)、誕生した場所や来歴、一般的な性格やお手入れする際の注意点などを写真や動画とともに詳しく解説します。

イングリッシュセッターの基本情報

イングリッシュセッター
  • 体高
    オス⇒ 65~68cm
    メス⇒ 61~65cm
  • 体重
    オス⇒ 24~30kg
    メス⇒ 20~26kg
  • 分類
    スポーティンググループ
犬の購入や繁殖の前に  現在犬の購入や繁殖をお考えの方は、日本におけるペットの現状を読んでおくことをお勧めします。保健所や動物愛護センターには、飼い主を待っている犬がいるかもしれません。お近くの里親募集機関もぜひご参照ください。また犬を迎えるときの基本情報に関しては以下のページでも詳しく解説してあります。 犬の購入・入手方法 犬を選ぶときの注意 ペットショップで犬を買う前に

イングリッシュセッターの歴史・ルーツ

 イングリッシュ・セッターの起源は、14世紀頃イギリスに持ち込まれたスペイン系の猟犬種、いわゆるスパニエルだと考えられています。当時のスパニエルの主な仕事は、猟場において鳥などを驚かせて飛び立たせることでした。しかしイギリスの貴族が自分の飼育しているスパニエルの中に、獲物を見つけると伏せてその居場所を知らせる犬を発見し、その独特の振る舞いから「伏せるスパニエル」、つまり「セッティング・スパニエル」と呼ぶようになります。15世紀に入り、このセッティング・スパニエルとスペインのポインターやウォーター・スパニエル、スプリンガー・スパニエルなどを掛け合わせて現在のイングリッシュ・セッターの原形ができたと考えられています。
エドワード・ラヴェラック  その後、イギリスのエドワード・ラヴェラック(1800~1877, 左肖像)という人物が、1825年から35年以上かけてこの犬種の繁殖に取り組み、現在のイングリッシュ・セッターの基盤を作りました。
 ちなみにアメリカでは「カウント・ノーブル」(Count Noble)と言う名のイングリッシュ・セ ッターが有名です。この犬はフィールド・トライアル史上最高の記録を樹立し、その栄誉をたたえて死後は標本となりました。現在でもピッツバーグ・カーネギー博物館に安置されています。

イングリッシュセッターの性格・特徴

 イングリッシュ・セッターの性格は温厚で優しく、子供や他の動物に対しても友好的です。また身体は、白地に黒や褐色の斑がある「ベルトン模様」が特徴です。この名は、セッターの繁殖家であるラヴェラックがよく狩りをしていた「ベルトン」という村の名前にちなんでいます。またウォーター・スパニエルの影響を受け水泳も得意です。

イングリッシュセッターのお手入れ・注意点

 イングリッシュ・セッターには、毎日少なくとも1時間程度の運動をさせる必要があります。被毛は長めなので、2~3日に1回は定期的にブラッシングをしてあげましょう。

イングリッシュセッターの動画

 以下でご紹介するのはイングリッシュセッターの動画です。
 イングリッシュセッターは、第31代フーバー大統領がホワイトハウスで飼っていたことで有名です。また1930年代、「ジム」という名の犬が、7年連続でケンタッキータービーの優勝馬を当てたという記録が残っています。
 イングリッシュセッターは全て、生まれたときは白ですが、成長するに従って様々な「ベルトン模様」を見せるようになります。色のバリエーションは、オレンジ、ブルー、レモン、レバー、トライカラーなどです。
 健康面では、股関節形成不全や難聴などへの注意が必要とされます。
元動画は→こちら
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