リーダーは群れの要(かなめ)です。心配なことや不安なこと、分からないことがあったら「どうしたらいいですか?」 とリーダーにお伺いを立てるのが野性における群れのルールです。犬が常に飼い主に注目するようにしつけましょう。 具体的には「アイコンタクトのしつけ」を参照してください。
良くないのは、
いつもべったりとペットに付き添って飼い主の方が逆にペットに注目してしまっている状況です。
これでは犬が「僕がリーダーなんだ!」と勘違いしてしまいます。 |
野性の環境ではリーダーは群れを牽引する役割を果たします。常にメンバーの先に行動を取るのが自然の流儀です。何事も飼い主が犬より先に行うように心がけましょう。具体的には「リーダーウォークのしつけ」を参照しましょう。
良くないのは、自分より先にペットに餌を与えてしまう「至れり尽くせり」の餌やりや、
散歩中犬に引っ張られたままの状態でいることす。「自分が先=自分がリーダー」と勘違いしてしまいます |
野性の群れは通常テリトリー(縄張り)と呼ばれる生活範囲を持っています。この縄張りはリーダーが支配するのが暗黙のルールです。 飼い主がテリトリー(家)を支配していることを、犬にしっかりと分からせましょう。具体的には「ハウスのしつけ」を参照しましょう。
良くないのは、犬を自分より居心地のいい場所や高い場所に居座らせることです。
例えばリビングのソファーやベッドの上など、通常リーダーしか使うことの許されない場所に飼い犬が居座ることは望ましくありません。
もしこのような場所の占有を許してしまうと「自分もリーダーと同格だ!」と勘違いしてしまう危険性があります。 |
群れのメンバーはリーダーに対して絶対服従しなければなりません。そうしなければ群れから追い出されて一人で生きていかなければならないからです。野性の環境では一人になってしまうと生存確率が急激に下がりますので、犬は「群れからの追放」、「リーダーへの反抗」という行動を本能的に恐れます。
ですから群れのメンバーは自分が群れの一員であることを確認して安心したがりますし、
リーダーはメンバーに対して群れとしての共同体意識を再確認させて安心させる必要がある のです。リーダーはメンバーに対して「お前は群れのメンバーだ。群れにいてもいいよ」という意思表示を、また逆にメンバーはリーダーに対して「私はリーダーについていきます!だから群れから追い出さないで下さい」という意思表示をすることによって、共同体意識が再確認されますが、その意思表示の一つの形態が「メンバーをなすがままにする/リーダーのなすがままになる」なのです。具体的には「ボディコントロール」を参照してください。
良くないのは、飼い主が犬になすがままにされる状況です。甘噛みを放置したり、髪の毛を引っ張らせたりしたままでいると、「こいつは自分に身を任せている。だから自分がリーダーなんだ!」と勘違いしてしまいます。 |
群れの中に何らかの外敵(野性の環境では熊、虎、他の群れなど)がやってきたとき、リーダーは率先して外敵を追い払わなくてはなりません。そのためには単純に肉体的な強さが必要となります。ですから犬は自分より肉体的に強い存在をリーダーとして認める本能がありますし、飼い主は犬に対して常に自分の強さをアピールしなければなりません。
良くないのは、中型犬や大型犬と綱引き遊びをして負けてしまうことや、
小さな子供が犬とじゃれあって泣いてしまうことです。こうした状況では単純に「自分の方が強い。だから自分がリーダーにならなくちゃ!」と勘違いしてしまいます。 |
野性の環境ではリーダーを中心として狩りを行い、仕留めた獲物を群れ全体で分け合って食べます。つまりリーダーがいるからこそ餌が確保されるのです。ですから犬には自分に餌を分け与えてくれる存在をリーダーとしてみなす本能があります。飼い主は常に命令を与えてから犬に餌を与えるように心がけましょう。具体的には「食事のしつけ」を参照してください。
良くないのは、犬にいつでもどこでも好き勝手に餌を食べさせることです。こうした状況では「餌は自分で確保しているから自分がリーダーなんだ」と勘違いしてしまいます。 |