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犬の散歩中にある有毒植物

 基本的に犬に食べさせたほうが良い植物は存在しませんので、いかなる植物も食べさせないほうが無難(ぶなん)です。たくさんある有毒植物のうち、比較的犬が接近する危険性の高い植物群を紹介してあります。有毒植物に関するより詳しい情報は犬にとって危険な有毒植物をご参照下さい。

犬に有毒な草花

 犬が植物中毒に陥る危険性は、私たちが想像している以上に身近にあります。2008年に行われた調査で、草を始めとする植物を食べる行為は、犬にとって日常茶飯事であることが明らかになりました。ですから他人事と決め付けず、日頃から犬を植物に近づけないよう用心しておいた方がよいでしょう。
犬にとって草や植物を食べるという行為はいたって普通のこと  まず病院に外来として訪れた47人の飼い主を対象とした調査では、日常的に植物に接する機会がある犬のうち、なんと79%もの犬が草や植物を食べたことがあると回答しました。さらに、草を食べる癖がある犬の飼い主を対象としたインターネット調査では、1,571件あった報告のうち、「毎日~週に1回食べる」と回答した人の割合が68%に達したといいます。その内79%は「草」を、そして残りの21%が「草以外」を食べるとも。
 こうした草食行動が、性別、不妊手術の有無、犬種、普段の食餌とは関係なく見られたことから、研究者たちは犬にとって草や植物を食べるという行為はいたって普通のことであると結論付けました。なお、1歳に満たない子犬では、植物を食べる頻度も、そして草以外の植物を食べる頻度も高くなったそうです。このことは、子犬の方が植物中毒にかかる危険性が高いことを意味しています。 Characterisation of plant eating in dogs
犬の散歩中によくある有毒植物
朝顔毒のある部位=種子
アサガオ
アザレア毒のある部位=葉・根
アザレア
アマリリス毒のある部位=球根
アマリリス
あやめ毒のある部位=根
あやめ
アロエ毒のある部位=全体
アロエ
オシロイバナ毒のある部位=根・茎・種
オシロイバナ
ざくろ毒のある部位=樹皮・根皮
ざくろ
ジギタリス毒のある部位=葉・花・根
ジギタリス
ジャガイモ毒のある部位=葉・緑の芋
ジャガイモ
しゃくなげ毒のある部位=全体
しゃくなげ
つつじ毒のある部位=全体
つつじ
チューリップ毒のある部位=球根
チューリップ
スイセン毒のある部位=根
スイセン
すずらん毒のある部位=全体
すずらん
ヒガンバナ毒のある部位=全体
ヒガンバナ
福寿草毒のある部位=全体
福寿草
ポインセチア毒のある部位=葉・樹液
ポインセチア
ロベリア毒のある部位=全体
ロベリア
ヒヤシンス毒のある部位=鱗茎
ヒヤシンス
ボタン毒のある部位=乳液
ボタン
ワラビ毒のある部位=根・茎
ワラビ
トマト毒のある部位=根・茎
トマト
毒のある部位=全体
藤
パンジー毒のある部位=全体
パンジー
イヌサフラン毒のある部位=球根・葉
コルチカム(イヌサフラン)
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自生しているネギ属

 日本国内に自生しているネギ属には「ギョウジャニンニク」、「ニラ」、「ノビル」、「ヤマラッキョウ」、「アサツキ」といったものがあります。これらの植物に含まれる「スルホキシド」は急性の貧血を引き起こし、時として死を招く有毒物質として知られています。具体的にはニンニクに含まれる「アリシン」や、玉ネギに含まれる「アリルプロピルジスルファイド」などです。居住地域によっては、散歩中の道端に生えていても不思議ではありませんので、各植物の外見くらいは覚えておいたほうが無難だと思われます。
ギョウジャニンニク
ギョウジャニンニク(花弁なし) 画像出典:Allium victorialis, Hokkaido Japan ギョウジャニンニク(花弁あり) 画像出典:Allium victorialis
ニラ
ニラ(花弁なし) 画像出典:Chinese Chives ニラ(花弁あり) 画像出典:Allium tuberosum
ノビル
ノビル(花弁なし) 画像出典:Allium macrostemon ノビル(花弁あり) 画像出典:Allium macrostemon
ヤマラッキョウ
ヤマラッキョウ(花弁あり) 画像出典:Allium thunbergii
アサツキ
アサツキ(花弁なし) 画像出典:Asatuki アサツキ(花弁あり) 画像出典:Allium schoenoprasum
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