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4月の犬ニュース

 2014年4月の犬に関するニュースをまとめました。一番上が最新で、下にスクロールするほど記事が古くなります。記事内にリンクが貼られていることもありますが、古い記事の場合はリンク切れの時がありますのでご了承下さい。

4月29日

 ペットライン株式会社は5月1日(木)より、世界初となる犬専用の熱中症チェッカー「愛犬の熱中症チェッカー」を販売します。
 同製品は、散歩中のリードや室内のケージなど、愛犬と空間的に近い場所に取り付けて使用するもの。内蔵されたセンサーが周囲の温度と湿度を測定し、熱中症の危険度が高まると、自動的にLEDランプとブザーが作動するという仕組みです。危険度の判定基準は、温度・湿度と犬の身体状態の相対関係を分析した結果から、専門化が設定したもので、切替スイッチを操作すれば、人間用としても使用できます。 製品概要
  • 商品名=愛犬の熱中症チェッカー
  • 発売日=2014年5月1日(木)
  • カラー=ブルー、ピンク
  • 希望小売価格:オープン価格
  • 販売=ペットライン株式会社
愛犬の熱中症チェッカー Source---ペットライン
世界初となる犬専用の熱中症チェッカー「愛犬の熱中症チェッカー」

4月25日

 岐阜県において4月23日、保健所に収容された犬猫の譲渡促進を図る「岐阜県動物愛護センター」が新規オープンしました。
 当センターは、譲渡が完了するまで引き受けた犬猫を殺処分せずに飼育し続ける、いわゆる「ノーキルシェルター」として運営されます。県は、2012年度時点で59%ある犬猫の殺処分率を、2024年度までに35%まで減らすことを目標にしており、当センターはその活動拠点となることが期待されています。
 収容された犬猫は、感染症の検査や不妊去勢手術を経て、登録用のマイクロチップを装着し、約1ヶ月で譲渡可能な状態になるとのこと。収容頭数は犬5頭、猫10頭と小規模ですが、年間で犬60頭、猫120頭の譲渡を目標にしています。なお、引き受け先は県内の保健所に限定されており、県民が直接持ち込むことはできません。 岐阜県動物愛護センター
  • 場所=岐阜県美濃市片知593
  • 開館=9:30~16:30
  • 休館日=火曜定休
  • 電話=0575-34-0050
  • 広さ=3,455平方メートル
岐阜県動物愛護センター Source---岐阜新聞Web
4/23に新規オープンした岐阜県動物愛護センター

4月23日

 北海道白老町の浜辺において、動物にかまれた傷のある女性の遺体が見つかった事件で道警は、土佐犬を放し飼いにしていた近所の男性を「重過失致死容疑」で立件する方針を固めました。
 遺体が発見されたのは今年の2月。場所は、当時50代の女性が普段散歩する同町の浜辺でした。しかしこの浜辺は、通常であれば溺れるような場所ではないこと、および女性の遺体に動物による咬傷が見られたことから、道警は複数の土佐犬を飼育していた近所の男性(65)を聴取。その結果、土佐犬の獰猛(どうもう)さを知りながら、リードにつながず放し飼いにしていた事実が判明したため、この男性を「重過失致死容疑」(重大な過失により人を死に至らしめること)で立件する方針を固めました。 Source---朝日新聞DIGITAL

4月19日

 神奈川県平塚市にある「神奈川県動物保護センター」は2013年度、1972年の開設以来初めてとなる、「犬の殺処分ゼロ」を達成しました。
 同センターが管轄するのは、横浜、川崎、横須賀の3市以外の地域で保護された動物。殺処分ゼロに向けてセンターがとった方針は、ペットの引取りを希望する飼い主に対する説得、しつけ方や迷子犬の探し方に関するアドバイス、保護した子犬に対する避妊去勢手術の徹底などです。また、従来1匹につき1,220円かかっていた身請け費用を無料化した効果も大きかったといいます。この方針転換により、より多くの民間団体がセンターから犬を引き取れるようになり、譲渡会などを通じて新しい飼い主の元に巣立っていく犬が増え、結果として殺処分の減少につながりました。
 センターの秋山雅彦業務課長は「センターばかりが頑張ってもゼロにはできない。ボランティアの協力や、飼い主の意識も大切。ゼロを続けられるよう取り組んでいく」と、官民共同体制の重要性を強調しています。 Source---朝日新聞DIGITAL

4月16日

 栃木県は、塩谷町に住む70代の男性が「飼いきれなくなった」として放棄した、約60匹に及ぶ犬の引取りを開始しました。
 町や県によると、男性の犬は成犬ばかりで、建物の内外で飼われていたとのこと。男性自身が野良犬を「かわいそうだ」として連れてきたり、他人が持ち込んだりして、約15年前から徐々に増えていったといいます。男性は狂犬病予防法に基づく登録や予防注射を行っておらず、また犬が敷地を出て通行人を追いかけることもあったため、以前より近隣住民からは苦情が申し立てられていました。
 今回の大量飼育放棄のきっかけとなったのは、今年1月、男性が緊急入院したこと。犬の世話が難しくなり、「飼いきれない」として町や県に対応を求めたため、行政による引き取りが始まったといいます。 栃木県動物愛護始動センター Source---下野新聞

4月10日

 兵庫県の芦屋市は、犬や猫などのペットを引き取って殺処分するという規定を条例から削除しました。
 殺処分について規定してあるのは、1973年に制定された「緑ゆたかな美しいまちづくり条例」。内容は、ペットの不法遺棄による野良犬や野良猫の増加を防ぐため、3,000~6,000円の手数料と引き換えに芦屋市がペットを引き取り、獣医師会に殺処分を委託するというものです。
 しかし、近年はほとんど適用例がないこと、および、2013年に施行された改正動物愛護法の中で、「飼い主による終生飼養」が明文化されたことなどの理由により、約40年ぶりに条例が見直されることとなりました。
 同市は「今の時代に合わない規定。飼い主には最期までペットの面倒を見てもらうよう指導していきたい」としています。 Source---神戸新聞NEXT

4月9日

 イギリス人を依頼主とするものとしては初となる、「犬のクローン複製」が、韓国で行われました。
 クローニングを担当したのは、韓国のバイオ会社「Sooam Biotech」。同社はかねてより英国内で、「ペットをクローニングする理由として、最も特別でハッとするものを挙げた人には、無料クローニング権を差し上げます」という募集を掛けていました。そしてこのコンペで見事優勝し、通常であれば6万ポンド(約1億円)以上かかるクローン権を獲得したのが、ロンドン西部に暮らすレベッカ・スミス(29)さんです。
 彼女は早速、愛犬であるダックスフント「ウィニー」(12)のDNAを採取し、液体窒素で保存して韓国へと送りました。こうした経緯で3月30日に誕生したのが「ウィニー二世」です。生後わずか10日程度ですが、飼い主であるレベッカさんは「ウィニーにそっくり」とご満悦の様子。犬は今後、6ヶ月の検疫期間を経た後、DNA提供犬であるウィニーの待つイギリスへと帰還する予定です。 スナッピー(世界初のクローン犬) Source---Daily Mail Online
イギリス初のクローン犬「ウィニー二世」

4月9日

 愛媛県新居浜市の市役所ロビーでは今月7日より、動物愛護を呼び掛ける写真展「命の光と陰と」を開催中です。
 同展は、新居浜市を拠点として啓発活動に取り組む「リードの会」が主催するもの。「光」の側面においては、遺棄された後、新しい飼い主に引き取られた犬たちの元気な姿が紹介される一方、「陰」の側面では、捨てられたり迷子になったりして県動物愛護センターに収容され、その後殺処分となった犬たちの姿が展示されました。
 会場では、マイクロチップや災害時の対応法などを記載したパンフレットなども配られ、多くの市民に対し、終生飼養の大切さを訴えかけています。開催は11日まで。 Source---愛媛新聞

4月8日

 留守番をしている犬のリラクゼーションやストレス緩和などを目的に作成されたペット専門チャンネル「DOGTV」が、6月より提供されます。
 同チャンネルを提供するのは、NTTぷららおよびアイキャストが運営する「ひかりTV」のテレビサービス。コンテンツは、イスラエルPTV Media社が、3年以上の年月をかけ、50以上の研究結果に基づいて作製したといいます。獣医師、動物行動学者、ドッグトレーナーなどの監修により、「リラックス」、「アクティビティ」、「教育」の3つのカテゴリに分けられ、各2分~5分のプログラムが放映されます。
 DOGTV(Ch880)の利用料は、プレミアムチャンネルで月額1,944円(税込)。アメリカではすでに、2013年8月より放送が開始されていますが、日本国内ではこれが初とのこと。 Source---NTTぷらら DOGTV Stimulation

4月8日

 愛知県は8日、同県阿久比町で捕獲された犬の糞から、寄生虫「エキノコックス」の卵が見つかったと発表しました。
 エキノコックス症は、キタキツネ、イヌ、ネコ等の糞に混入したエキノコックスの卵胞を、人が水分や食料などを介して体内に取り込むことで発症する、人獣共通感染症の一種。主に肝臓に寄生して発育増殖し、深刻な肝機能障害を引き起こすことで知られています。
 捕獲された犬は雑種のオスで、3月11日に同町矢高の山中で捕獲されたもの。感染例は、日本国内における最南端だといいます。エキノコックスの主な生息域である北海道から、感染した状態の犬が同県に持ち込まれたものと考えられていますが、詳しい経路についてはまだ分かっていません。なお、寄生虫の蔓延を予防するため、犬はすでに殺処分されています。 Source---読売新聞

4月1日

 特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンは4月1日(火)、広島市西区のショッピングモール「広島マリーナホップ」内に、保護犬と新しい飼い主の出会いの場となる譲渡センターをオープンしました。
 ピースウィンズ・ジャパンは、2010年から神石高原町で活動する特定非営利活動法人。2013年9月からは犬の殺処分ゼロに向けて「ピースワンコ・ジャパン」プロジェクトをスタートし、保護犬の里親探しにも力を入れてきました。
 当譲渡センターは、保護している犬をより多くの人に見てもらうことを目的に開設されたもので、団体が保護している100匹超の犬の中から、5~10頭を連れて行き、里親希望者に特徴や性格などを紹介するというシステムになっています。 ピースワンコ・ジャパン(FB) ピースワンコ・ジャパン(HP)
犬の殺処分ゼロのために活動を続ける「ピースワンコ・ジャパン」プロジェクト