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毎年15万頭以上の迷子犬が発生しています。
迷子になった犬の末路は、野垂れ死に、飢え死に、棒で叩かれての虐待死、
保健所に捕獲されての殺処分、など愛犬家には耐えられないものばかりです。
迷子犬の発生は飼い主の注意によってほぼ予防できますので、
迷子犬の予防策と、万が一飼い犬が迷子になった時の対処法を知っておきましょう。


迷子犬の発生原因 ペット探偵に依頼する 自分で迷子犬を探す


迷子犬の発生原因

 犬が迷子になる原因は幾つかありますが、そのほとんどは飼い主の注意によって根絶することができます。

ノーリードで散歩中に犬が迷子になる
迷子犬 ノーリード(リードをつけない状態)で散歩している途中、犬が逃げ出して迷子になるパターンがあります。こういう飼い主は元より論外です。犬の散歩についてをもう一度読み直してください。
 「私のワンちゃんは絶対に私のそばを離れないのよ!」という具合に、自分と犬との相思相愛を誇示したいのかもしれませんが、急な物音、他の犬の吠え声や急襲、急な落雷など、犬がパニックに陥る原因は、飼い主が想像している以上にたくさんあります。 自分への愛情を過信せず、リードをつけて愛するペットを守ってあげましょう。
リードを付けて散歩していたのに、犬が迷子になる
迷子犬 リードを付けて散歩していたのに、首輪が緩んでいたために犬が首輪から抜けてしまい、迷子になるというパターンもあります。 被毛が無い状態の犬の骨格は、驚くほど華奢(きゃしゃ)です。これはシャンプーなどの際、犬に水を掛けて被毛をつぶした状態にすれば、 容易に確認できます。しっかり首輪がはまっているようでも、案外ゆるい状態のまま付いていることがありますので、 今一度首輪と犬の骨格が合っているかどうかをご確認下さい。
迷子犬 ポイントは首輪の円周が、犬の頭蓋骨の円周よりも小さいかどうかを確認することと、首に装着したとき、飼い主の指が隙間に入るくらいの遊びがあるかどうかを確認することです。人間で言うとちょうど、Yシャツの襟のようなイメージです。頭は抜けないけれども、首は苦しくないくらいがベストです。
 また、犬が急にリードを引っ張ったために思わずリードを離してしまい、犬が迷子になるというケースもあります。リードを持つときは手の平に巻きつけるようにしてもてば、このパターンを簡単に予防できます。
盗難によって犬が迷子になる
迷子犬 悪意の第三者によって盗難されることにより、犬が迷子になるというパターンもあります。 2007年度の事件としては、北海道札幌市において、ドラッグストアで買い物中、外につないでおいたフレンチブルが盗まれるという 事件がありました。飼い主が必死に捜索して犯人を突き止めましたが、問い詰められて気が動転した犯人は犬をベランダから放り投げて殺し、 「家に犬なんていません!」とごまかしたというのが事件の顛末です。
 飼い主が用事を済ませている間に、犬をどこかにくくりつけて待たせておいたり、 車の中に放置しておくと、心無い第三者が盗んでいく危険性があります。 盗難されやすい状況がなるべく発生しないように気をつけましょう。具体的には、買い物と散歩の時間とをいっしょくたにしない、犬をつないで待たせるときは、極力自分の目の届く範囲につないでおくなどです。
家の隙間から犬が出て行って迷子になる
迷子犬 先述しましたが、被毛が無い状態の犬の骨格は驚くほど華奢です。 にわかには信じられないような小さな隙間から外に出て行って迷子になるというパターンもありますので、飼い主としては注意が必要です。特に玄関周辺や裏口などに、見落としているような小さな隙間が無いかどうか、今一度ご確認下さい。
 また、しっかり締めたつもりのドアなどから犬が自力で出て行ってしまうパターンもあります。 ケージの扉や部屋のドアなど、通常「締めていれば大丈夫!」と思い込んでいる場所をもう一度点検してみましょう。 そして念には念を入れて、犬が扉やドアが自力で開けられないようにロックやドアガードなど(100円ショップなどで簡単に入手可能)を 付けて補強します。
ドアを開けた瞬間に犬が出て行って迷子になる
迷子犬 多くの飼い主は、基本的に家の中ではノーリードで犬を飼っていると思います。 しかし来客などで飼い主が玄関を開けた瞬間を見計らって外に飛び出し、そのまま迷子犬になってしまうというパターン もありますので要注意です。
 家の中でリードを付けろとまでは言いませんが、ドアから外に出ることができないようなレイアウトを設定してください(例えば、そもそも犬が玄関に出れないようにゲートを設ける、など)。
迷子札の装着を怠る
迷子犬 装着義務がある迷子札(畜犬登録をした時にもらう、 通称「鑑札」とよばれる楕円形の札)の装着を怠ることが、間接的に迷子犬の原因を作っているともいえます。そもそも面倒くさがって畜犬登録自体をしていない人は、今すぐしましょう。また鑑札をもらったのだけれども、”ファッション性”という観点から装着に対して二の足を踏んでいるオシャレな飼い主の方は、マイクロチップ(ライフチップ)の導入も検討してみてはいかがでしょうか。
犬用マイクロチップ(ライフチップ)とは?
迷子犬マイクロチップ(ライフチップ)とは、ほぼ米粒を二つ並べた大きさの電子標識器具の一つで、専用のインジェクター(埋め込み器)で皮下に埋め込みます。その中にはデータとして飼い主の名前、ペット名、住所、電話番号、性別、種別などが格納されます。データを読み取るには当然専用の読み取り機が必要となりますが、日本においても獣医師会加入の動物病院や、動物保護センター、保健所などに導入が広がっています。
犬用マイクロチップ(ライフチップ)のメリット
迷子になった犬が運良く、読み取り機を備えた施設に保護された場合、 飼い主に対してすぐに連絡が来ます。また近い将来、ライフチップがさらに進化し、いわゆる「GPS機能」を備えるようになれば、 地球上のどこにいても即座に迷子犬の居場所を割り出すことができるようになるでしょう。
犬用マイクロチップ(ライフチップ)のデメリット
マイクロチップは、迷子犬が第三者に保護され、内容を読み取られて初めて効果を発揮します。 誰にも保護されず、ただ単に河川敷をうろついている状態の犬なら、チップがあろうがなかろうが全く無関係になるでしょう。 また仮に第三者に保護されたとしても、保護した本人がそのまま迷子犬を”ネコババ”して自宅で飼ってしまうと、 GPS機能でも付いていない限り、チップの存在意義は極めて薄くなってしまいます。

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ペット探偵に依頼する

 世の中には、迷子犬を探してくれる業者があります。こうした業者は通称「ペット探偵」などともいわれますが、選択肢の一つとして提示しておきます。発見できた場合の料金、できなかった場合の料金など、ご自身で確かめた上で、依頼するかどうかご決断下さい。
 ペットの発見率は、いなくなってからの対応が早ければ早いほど高くなる傾向があることは事実です。「今すぐにでも迷子のペットと再会したい!」と強く望まれる方は、考えてみても良いかもしれません。
 「ペット 捜索」、「ペット 迷子」などのキーワードで検索を掛けてみてください。ただし業者の選定は自己判断でお願いいたします。

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自分で迷子犬を探す

 自分で迷子犬を探す方法を列挙します。いなくなってからの対応が早ければ早いほどペットの発見率も上がります。しっかり予習して、いざとなったときパニックに陥らないようにしましょう。

動物愛護センター、保健所に連絡をする
迷子犬 犬や猫を飼ったことの無い一般人が保護した場合、「野良犬、野良猫⇒保健所」という思考パターンをもっていることがほとんどです。 保護された迷子犬が動物愛護センターや保健所に送られている可能性がありますので、管轄の施設に連絡を入れましょう。ちなみに最近ではネット上で迷子情報を提供している自治体も多い(下のサンプルページでイメージをご確認下さい)ですが、多少のタイムラグがあるようですので、最新情報を仕入れたい場合は直接電話で確認します。
※たとえば東京都動物愛護センターが提供している迷子情報
収容動物データベース
動物病院や動物の救急病院に連絡する
迷子犬 迷子犬が交通事故や動物虐待の被害に遭い、 救急病院などに収容されている可能性もあります。取り急ぎ救急病院や動物病院に連絡をいれ、ご自分のペットの外見を伝えましょう。ただしそこに収容されていてもいなくても、飼い主にとってはいいニュースとはいえませんが。
警察署に連絡をする
迷子犬 犬は法律上「モノ」として扱われます。ですから迷子犬を保護した人が、犬を「拾得物」として派出所や警察署に届け出ているかもしれません。お近くの警察署などに電話連絡して確認してみましょう。ただしこの場合「110番」ではなく、必ず最寄の警察署に掛けてください。110番は緊急事態を扱う部署ですので、ペットの失踪を話しても、軽くあしらわれて終わりです。
ネットで情報収集する
 IT技術の進歩により、迷子犬の情報をほぼリアルタイムで確認することができます。以下では便利なサイトをリンクしてみました。取り急ぎネットで情報を収集してご自分の飼い犬を探してみると同時に、 迷子犬情報の掲載依頼を出してみましょう。またお住まいの地域を管轄する保健所や動物愛護センターのホームページも併せてチェックします。

迷子犬情報サーチ 迷子犬DBサーチ
迷子チラシをつくる
 迷子になったペットは、いなくなった場所の近くで見つかることが多くあります。 地域住民の目に広く触れる形で迷子犬の告知ができれば、それだけ発見できる可能性も高まるでしょう。その際、効果的な告知チラシが必要となりますが、以下で簡単な一例を挙げます。
犬の写真は必ず載せます。どうしても無い場合は絵を描くか、ネット上で似た犬の写真を拝借して、「こんな感じの犬です」と注釈を添えましょう。

迷子犬ポスター
1〜犬の状態
犬の種類、性別、不妊手術の有無、鑑札やマイクロチップの装着の有無
2〜犬の名前
探すときに名前を呼ぶと反応を示すことがありますので、名前は明記しましょう
3〜犬の特徴
その犬にしかない特徴を明記しておくと、探す側でも個体判別しやすくなります。
4〜失踪場所
失踪した場所です。ここを中心として捜索範囲を広げていきます。
5〜謝礼
これがあることにより、連絡してくる確率が劇的にアップしますが、トラブルが発生しないように充分気をつける必要があるでしょう。謝礼の内容は明示しないほうが良いです。「発見につながる有効な情報をくれた方には、心ばかりの謝礼を差し上げます」など、お金なのか物品なのか分からない、当たり障りの無い表現が無難だと思います。電話を掛けてきた情報提供者に対し、「犬が見つかった場合は、謝礼を差し上げます」と念を押すことも重要です。電話を掛けた時点で何かをもらえると思っている人もいるので、トラブルが発生しないように注意して下さい。
6〜連絡先
セキュリティの関係上、住所は不要です。電話は携帯の方が無難でしょう。 また、明記する名前は仮名で構いません。この仮名宛にかけてきた人は、その時点で迷子犬の連絡であるとすぐにわかります。
 これを印刷業者に頼んで500枚〜1000枚ほど印刷しましょう。パソコンのプリンターでは雨水でにじんでしまいますので、ここはお金がかかっても印刷業者に頼んでください。大きさは、ポスティング用ならB6〜A5サイズ、貼付用ならB5〜A4サイズがよいでしょう。
迷子チラシを配る
 できた迷子チラシを早速配りますが、チラシを貼付するなら、不特定多数の人が目にする場所がよいでしょう。具体的には、 個人の経営している商店(靴屋、クリーニング屋、そば屋など。コンビニやファミリーレストランなど、フランチャイズ展開している店は難しいことが多いです)、 派出所、郵便局、スーパーマーケット、銀行、町内会の掲示板などに”ダメもと”でお願いし、目立つ場所に貼らせてもらいます。ペットの生死が掛かっていますので、気後れしている場合ではありません。電柱に貼るという方法もありますが、これは法に抵触してしまいます。 しかし迷子犬の捜索など、非営利目的の場合は大目に見てくれることが多いようです(貼るかどうかは、最終的にご自分の裁量でお願いいたします)。その場合、地図上にチラシ貼付場所をマーキングしておき、迷子犬が見つかった場合はすぐさまチラシをはがせるようにしておきましょう。
 チラシを配布するなら、犬の集まる公園などに聞き込みを行い、そのついでにチラシを配るのが有力です。犬の飼い主は、ペットを失った心の痛みに共感してくれることが多いので、協力者を得やすいでしょう。あとは地域住民の郵便受けにポスティングします。 首輪のついた犬を勝手に自分のものとして飼うと、「窃盗罪」に当たるという法的な知識の無い人が大部分です。犬を保護してそのまま飼っている人がいる場合は、ポスティングによって個別に告知すると、名乗り出てくれるかもしれません。
連絡を待つ
 告知チラシを配布したり貼付したら、あとは運を天に任せて連絡が来るのを待つしかありません。 不特定多数の人間に働きかけているという関係上、はっきり言って、いたずら電話や冷やかしがあることは覚悟しておいてください(お宅の犬・・・川原で死んでいましたよ、など)。また、手を尽くしたにもかかわらず、結局ペットが見つからないこともあります。
 配布したり貼付したチラシを見て連絡してきた個人に対しては、「見つかった場合は謝礼を差し上げますので、お電話番号など頂戴できますか?」と切り出すと、連絡先を聞きやすいでしょう。情報の内容が信頼に足ると判断される場合は、その情報に基づいて改めて付近の捜索を行います。

 ここまでお読み頂いた方は、「こんなしちめんどう臭いことをするくらいなら、そもそも犬が迷子にならないように気をつけよう!」と痛感されていると思います。しかしそれこそが、このページで最も言いたいことです。 迷子犬が発生する原因は何なのか、そして迷子犬が発生しないようにするためには、飼い主として何に気をつければよいのかを常に念頭においておけば、 ペットの迷子など容易に予防することができるのです。


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