出産兆候が見られたら、いよいよ分娩(ぶんべん)です。母犬は陣痛(じんつう)に耐えながら両足を踏ん張るようにしていきみます。小型犬の場合は横になった状態で2〜3匹、中・大型犬の場合は排便するような格好で6〜10匹ほど出産するのが一般的です。子犬は羊膜(ようまく)に包まれてテカテカした状態で生まれてきます(写真左端)。通常であれば母犬がこの羊膜を破ってへその緒を噛み切り、子犬の体や鼻先をなめて呼吸を促します(写真中央)。その後、子犬を自分の乳に近づけて授乳する(写真右端)のが正常です。しかし何らかの理由でこうした正常な母犬としての本能的な保育行動を取らない犬もいますので、そのときは飼い主の補助が必要です(下記項目参照)。
また分娩しようといきんでいるにも関わらず、1時間以上子犬が出てこない場合は、早急にかかりつけの獣医師にご連絡下さい。
通常は第一子を産んでからしばらく時間を置いて第二子の陣痛が始まりますが、この時分娩の邪魔にならないように子犬を取り上げます。ついでに性別や体重を記録しましょう。
犬の出産シーン
以下でご紹介するのは、犬の出産シーンを捉えた動画です。生命誕生の神秘的瞬間ですが、一部の方々にはやや刺激が強く、食欲を減退させる可能性がありますので、お食事中の方はご遠慮下さい。
|