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弁当箱に乗った犬

 オーストラリアの開拓者に対する敬意を象徴した伝説的な犬「弁当箱に乗った犬」について解説します。

弁当箱に乗った犬とは?

 「弁当箱に乗った犬」(Dog on the Tuckerbox)は、オーストラリアの開拓者に対する敬意を象徴した伝説的な犬。
1926年に作られた最初期の「弁当箱に乗った犬」(The Dog on Tuckerbox)  「弁当箱に乗った犬」が初めて登場したのは、1857年に作られた作者不詳の詩です。この「Bullocky Bill」という詩の中では、牛追いをしている主人の弁当箱を死ぬまで守り続けた犬のことが語られています。それから約60年後の1920年代、詩人のジャック・モーセズがこの詩を改変したことで世の中に広く知られるようになり、「弁当箱に乗った犬」というイメージが、開拓者に対する敬意を象徴するものとして定着しました。
 この犬をモチーフとした最初の像は1926年、オーストラリア・ニューサウスウェールズ州ガンダガイから14キロメートルの場所に建立されました。それから6年後の1932年、像は高速道路や町により近いキャンプ場に再建され、当時の首相によって盛大なお披露目式が開かれています。
 記念碑の再建から60周年に当たる1992年からは、地元ガンダガイで「弁当箱に乗った犬祭り」が開催されて賑わいを見せるようになりました。また2006年にはフードコートも建設され、観光地としての人気を高めています。 The Dog on the Tuckerbox Dog on the Tuckerbox

弁当箱に乗った犬の写真

 以下でご紹介するのは、オーストラリアの開拓者に対する敬意を象徴した伝説的な犬「弁当箱に乗った犬」の写真です。 オーストラリアのガンダガイにある「弁当箱に乗った犬」の銅像
 オーストラリア南東にあるニューサウスウェールズ州ガンダガイから8キロ地点にある「弁当箱に乗った犬」(Dog on the Tuckerbox)の像。犬の部分はブロンズ製、弁当箱部分はガンダガイの石工・フランク・ルスコーニが手掛けた。写真の出典はこちら