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ドウザー

 ハーフマラソンに飛び入り参加してから帰宅した犬「ドウザー」について解説します。

ドウザーとは?

 ドウザー(Dozer)は、ハーフマラソンに飛び入り参加してから帰宅した犬。
 2011年5月、メリーランド州フルトンで、募金を目的としたハーフマラソン大会が開催されました。このマラソンには2,000人以上が参加しましたが、その中に少し変わったランナーがいました。ゴールデンレトリバープードルのミックス犬「ドウザー」です。
当時3歳だった、ゴールデンレトリバートプードルのミックス犬・ドウザー  彼は最初、マラソンコースの5マイル地点にある自宅の庭でじっとランナーたちが走る様子を眺めていました。しかし突然「自分も参加したい!」という衝動に駆られ、電子フェンスも意に介さず、道路に飛び出してしまいます。
 他のランナーたちは走ることに精一杯で、「何で犬が走っているのだろう?」とは思いつつも、彼を止めることはしませんでした。ドウザーはコースに沿って走り続け、給水地点ではちゃっかり水を飲んで休憩を取っていたといいます。彼のランニングはその後も続き、とうとうゴール地点までたどり着きました。タイムは2時間14分だったそうです。
 一方その頃、ドウザーがいなくなったことに気づいた飼い主は大慌てです。近所の人の助けを借りて方々探し回りましたが、彼の姿は一向に見つかりません。 結局ドウザーが自宅に戻ってきたのは、一夜明けた日曜の朝のことでした。
 行きは元気一杯でしたが、帰りはさすがに走る体力がなく、自宅までとぼとぼと歩いてきたようです。飼い主と再会したとき、足はドロだらけで、少し引きずっていたといいます。しかしそれ以外はいたって健康で、またすぐ元の暮らしに戻りました。
 マラソン大会を盛り上げ、チャリティの活性化に少なからぬ貢献をしたドウザーに対し、数日後、運営側から特製のメダルが授与されています。 explorehoward.com PAGE2

ドウザーの写真・動画

 以下でご紹介するのは、ハーフマラソンに飛び入り参加してから帰宅した犬「ドウザー」の写真と動画です。 「グリーンバウムがんセンター」のチャリティマラソンに飛び入り参加したドウザー
 彼のようなゴールデンレトリバープードルのミックス犬は「ゴールデンドゥードル」(Goldendoodle )と呼ばれる。脱走を防止する電子フェンスがたまたまオフだったため、ランナーに釣られて道路に飛び出してしまった。写真の出典はこちら
他のランナーたちに混じり、ゴール付近を疾走するドウザー
 彼がレースに加わったのは、5マイル(約8キロ)地点だから、結局残りの13キロメートル程度を走ったという計算になる。ゴールした時点でのタイムが2時間14分で、時計が回り始めたのは、ドウザーがスタートするよりもずいぶん前のことなので、彼の実際のタイムは2時間を切るものと予想される。写真の出典はこちら
マラソン犬ドウザー
 以下でご紹介するのは、アメリカ・メリーランド州で開催された「グリーンバウムがんセンター・チャリティハーフマラソン」に参加しているドウザーの映像です。 元動画は→こちら