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水を大量に飲む

犬が大量の水を飲む場合は何らかの疾患が考えられます。標準的な水分摂取量は体重1kg当たり水50g(50cc)です。つまり 体重3kg⇒150cc、体重5kg⇒250cc、体重10kg⇒500cc、体重30kg⇒1500cc、というのが標準水分摂取量です。この標準量よりも多くの水を飲む場合は以下の疾患を疑いましょう。

考えられる病気
  1. 腎炎
  2. 子宮蓄膿症
  3. 糖尿病
  4. クッシング症候群
  5. 尿崩症

腎炎
腎炎の原因腎炎の原因は細菌やウイルスによる感染です。腎臓に炎症が発生し、ネフロン(腎臓の機能単位)の四分の三以上が変われると発症します。腎炎の症状腎炎の症状は、早期では尿量が減少して色が濃くなり、たまに血尿なども出します。進行してくると逆に尿量が多くなり、それに伴って大量の水を飲むようになります。 腎炎の治療腎炎の治療は根本的なものがありません。点滴、ホルモン剤、カルシウム剤などを用いることもありますが対症療法です。そもそも腎炎にかからないように寄生虫予防やワクチン接種を心がけましょう。
子宮蓄膿症
子宮蓄膿症の原因子宮蓄膿症の原因は大腸菌、連鎖球菌、ブドウ球菌などの細菌が子宮に感染して膿がたまることです。雌犬は発情期になると子宮の入り口である子宮頸管が開くため、細菌が膣から子宮へと侵入しやすくなっています。 子宮蓄膿症の症状子宮蓄膿症の症状は膿がたまっているので腹部が大きく膨れて垂れ下がったような状態になります。発情期で子宮頸管が開いている場合は血液の混じった膿が膣から排出されることもあります。その他の症状は大量の水を飲むこと、食欲不振、嘔吐、発熱などです。 子宮蓄膿症の治療子宮蓄膿症の治療は子宮だけでなく卵巣や子宮頸管も併せて摘出します。出産計画がない場合は、発情期を迎える前に避妊手術をすると発症率を下げることができます。。
糖尿病
糖尿病の原因糖尿病の原因は、糖分の高い食事や早食い・大食いにより細胞のインシュリンに対する反応が鈍くなり、血中のグルコース濃度(血糖値)が慢性的に高まることです。 糖尿病の症状糖尿病の症状は、多飲・多食、頻尿、視力の悪化、便秘・下痢などで、多飲の結果として尿が希釈され薄くなります。 糖尿病の治療糖尿病の治療はインシュリン注射と食事療法、運動療法が中心となります。
クッシング症候群
クッシング症候群の原因クッシング症候群の原因は副腎皮質ホルモンの過剰分泌です。分泌をコントロールしている脳内(脳下垂体)に腫瘍ができたり、ステロイド剤の投与で発症します。 クッシング症候群の症状クッシング症候群の症状はおなかが膨らみ左右対称の脱毛が見られるようになります。また大量の水分を摂って大量の尿を出すようになります。 クッシング症候群の治療クッシング症候群の治療は副腎皮質ホルモンの分泌を正常化するような薬剤を投与します。この薬物療法は一生必要となるものです。
尿崩症
尿崩症の原因尿崩症の原因は水分量をコントロールしている抗利尿ホルモンの分泌異常です。ホルモンの分泌をつかさどる視床下部や脳下垂体の腫瘍や炎症で発症します。 尿崩症の症状尿崩症の症状は水を大量に飲み異常な量の尿を出します。体重1kgにつき一日100ml以上の水分を摂ったり、体重1kgにつき500ml以上の尿を出すときは注意してください。 尿崩症の治療尿崩症の治療は脳下垂体や視床下部が原因のときは主要や炎症を取り除きます。また腎臓、副腎、肝臓など他の臓器が原因のときはそれぞれの臓器に対する治療が必要です。

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